日本語と外国語の単語の意味は一対一対応していない

 
先日の「虹は何色」というような事件が、中学で英語を習い始めて早々にありました。
 
「hat」という単語がまず出てきて、「帽子」と訳したのですが、しばらくすると「cap」という単画が出てきて、こちらも「帽子」と訳されました。
「一つのものに二つの単語があるのは変だ」と思っていると、hat=つばあり帽子、cap=つばなし帽子 などという訳語が提示されました。
その時まで「帽子のつば」などというものの存在を知りませんでしたから、そのように説明されてもしっくり来ないのでした。
 

 
似たようなものでは、カメをウミガメ(turtle)とリクガメ(tortoise) と分けるとか、ウサギを飼いウサギ(rabbit)と、野ウサギ(hare)に分けるというものがあります。
 
その言語使用者にとって区分が重要な場合は別の単語が作られるということです。
島国の部族で、海水のしょっぱさを表す単語がものすごくたくさんあったとか、エスキモーの部族で雪の白さを表す単語がものすごくたくさんあったとか言うのがこれに当たります。
 
単語の守備範囲が一対一ではないということは覚えておかないといけません。
 
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