単語の意味領域 英和辞典か英英辞典か

 
生まれて初めて犬を見て(柴犬だったとしましょうか)、親に「これが犬だよ」と教わって、その後にこんどはセントバーナードを見て、「これも犬だよ」と言われ、さらにはチワワやダックスフンドを見て「これも犬だよ」と言われ。
 
でもオオカミは違うと言われ、ヒツジも違うと言われ。
 

 
その単語の意味領域がどこまで拡がっているかは、少しずつ分かっていくわけです。
 
私たちの日本語における国語辞典でも、英語における英英辞典であっても、提示される語義・訳語は、意味領域の中のどこかに打ち込まれる座標でしかなく、その周辺に肉付けをしていって、輪郭をなめらかにしていくためには、大量のインプットで調整していくしか無いと思います。
 
英語の学習に於いて、英和辞典ではなく英英辞典を使うべきという意見が一部にありますが、私は賛成しません。(私自身、英和辞典しか使いません。というか英英辞典を使いこなせていません)
 
英英辞典であっても、代表的な座標を示すだけであると考えるならば、最初の(いくつかの)座標を英和辞典を用いて印すか、英英辞典を用いて印すかの違いだけであり、やがては多読多聴で解決していく問題だと思います。
 
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