バイリンガルについて

 

 
バイリンガルについてのイメージをグラフにしてみました。
 
AとBがそれぞれ英語と日本語の完璧ネイティブだとすると、Cという点が完璧日英バイリンガルとなります。
 
ただ、そもそも完璧バイリンガルはいないと言われていて、(いても構わないのですけれど)どちらかが得意だと言うことがあるようです。
 
我々も完璧日本語ネイティブというわけではなく、日本人だからと言って日本語が完璧に話せているわけではないことは明らかです。
よって我々は、X軸上に、(X,Y)=(1,0)に近いところに位置しているというわけです。
 
説明を簡単にするために、(1,0)の上にいることにしましょう。
 
バイリンガルの定義にもいろいろあるようで、C(1,1)の完璧バイリンガルのみをバイリンガルと呼ぶ立場の人もいれば、二つの言葉で用が足せる(例えば電車の切符を窓口で買える)レベルであればバイリンガルと呼ぶ立場もあるようです。
 
我々は、B(1,0)の位置から、C(1,1)に近づこうと努力している英語学習者であり、Yの値が0より大きくなってきたところで、既に自分はバイリンガルであると呼ぶことも出来るわけです。
 
また、子ども時代に無理にバイリンガルにしようとして失敗した場合に、どちらの言語でも自分を表現できなくなるセミリンガルという呼び名があります。
家庭での会話が上手くできていれば言語獲得が上手くできていると錯覚すると危険です。家庭での会話は語彙も表現も限られていることに注意が必要です。
 
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